ご自身について、またUPM Timberでの役割についてお聞かせください。
サステナビリティと投資担当のシニアマネージャー、Ville Laitinenです。役職名の通り、UPM Timberのサステナビリティと投資を担当しています。
普段はどのようなお仕事をされているのですか？
ミーティング、工場視察、さまざまな企業フォーラム、設備機器のサプライヤーや関係者との打ち合わせなどで毎日が過ぎていきます。
UPM Timberは大企業なので、常にさまざまな要求や期待に対応する必要があります。サステナビリティは急速な変化と進化を遂げている分野です。こうした課題に対応するため、当社は自らのサステナビリティを改善し続けています。私たちは製材業界をリードし、良い例を示したいと考えています。こうした取り組みを推進し、さまざまなプロジェクトやワーキンググループを通じて会社の未来を考え、形作るサポートをすることが、私の勤務時間の大部分を占めています。
私のもう1つの大きな仕事が、UPM Timberの投資です。設備は近代的かつメンテナンスが行き届いたものでなければならず、そのためには多くの場合、投資が必要です。UPMには、投資の準備と実行について目標を定めた明確なガイドラインがありますが、それでも実際に投資を行う際にはやるべきことが残っています。投資の準備と実行の段階で工場と連携し、長期的な投資ロードマップを作成します。
ご自身の仕事の中で最も誇りに思うことは何ですか？
製材業界の責任あるパイオニアとして、確固とした信頼性の高い地位を迅速に構築できたことを誇りに思っています。工場では長い間、適切な形で業務を行ってきたのですから、そこで働く人々が称賛を受けるのは当然のことです。こうした素晴らしい仕事が目に見える形で活かされることになります。
ご自身の仕事の中で最も大変なことは何ですか？
この分野でパイオニアであることは、他の真似をすればいいというような、簡単で分かりやすいものではありません。UPM Timberでは、サステナビリティ分野での次の大きな動きが何であるかを自分たちで考える必要があります。同様の革新的なマインドセットと長期的思考は、投資を計画する際にも求められます。市場のソリューションのみに投資しても、他社との差別化は図れないからです。
UPM Timber製品に、皆さんの取り組みはどのように反映されているのですか？
最終製品のパッケージにおいて最も明確に目に見える成果は、木材の新しい包装です。現在、包装に使う原材料の30%がリサイクルされています。将来的には、この割合を大幅に引き上げる予定です。
さらに、梱包材のクローズドループ型リサイクルについて、フィンランドの環境サービス企業、ラッシラ・アンド・ティカノヤ社との共同プロジェクトを開始しました。この事業は、リサイクルの推進と国内産業の支援を目的としています。全体として、工場に勤務する人々がより働きやすく責任を持って仕事ができるよう、自分の仕事でサポートしたいと考えています。それが、最終製品の質の向上につながります。つまり私の役割は、私たちの成功に光を当て、製材事業全体が未来へ向けて前進し、進化するための道筋をつけることです。
新しいお客様との約束 『Setting the Standard- 基準を打ち立てる』 は、あなたにとって何を意味しますか？
業界の最前線に立ち続けるために常に勤勉に努力を続けることを意味します。さらに先を見て、新しい解決策を追求し、自分たちの業務を改善します。それが、お客様や従業員にとって私たちが最善の選択肢となっている理由です。このような取り組みが適切に行われていれば、私たちは約束を実行できます。
『Setting the Standard- 基準を打ち立てる』シリーズでは、本社から製造ラインまで、さまざまな職務に就くUPM Timberの従業員を特集します。当社の従業員全員が、お客様との約束 Setting the Standard に全力で取り組み、より良い成果を求めて常に努力しています。このシリーズでは、従業員が自身の仕事と、日々水準を上げていく方法について共有します。
文：Anu Ritvanen
