お客様との関係の中心に信頼と開放性を据える
お客様と長期にわたるパートナーシップを構築し、維持することは、UPM Timberの核となる価値です。しかし、双方にとって持続的かつ有意義な関係をお客様との間に築くにはどのような秘訣があるのでしょうか?
Ciciは、信頼と開放性、積極的な関与が大きな役割を果たすと考えています。Ciciにとって、お客様のニーズを正確に把握することに全力で取り組むことが重要であり、打ち合わせとコミュニケーションを一貫して行うことでそれを達成できます。セールスチームには、絶えず複数のお客様から質問が寄せられます。重要なのは質問にすばやく回答することです。
「UPMの価値観、『お互いに信頼』を心掛けて、いつでもお客様とオープンなコミュニケーションを維持しています。これは、納期の問題などがあった場合でも例外ではありません。オープン性が必要とされる場合にはそれを手段として、いつでもお客様と一緒に解決策を模索することができます」
仕事が多忙を極めたり、困難に直面したりすることもありますが、Ciciは仕事が刺激的だと感じています。
「営業の一番の魅力は、もちろん取引を成立させることです。そんなときこそ、UPM製品がお客様の力を引き出す様子を目の当たりにすることができますし、自分の働きが当社に利益をもたらし、同時に自身の営業能力も伸ばせるということが実感できます。私にとって、それが仕事への意欲を維持する原動力です」
学びの継続
お客様との有意義な関係について意見を求めたところ、Ciciは慌てて、自分はこの分野ではまだエキスパートではなく、学ぶことが数多くあるのだと謙遜して答えました。たとえば、Ciciは自信を持ってお客様に木材製品について伝えるために、さらに知識を増やしたいと考えています。
CiciはUPM Timberに入社した際、徹底した製品研修を受けました。実践的な学習も役に立っています。2年前ポリにあるUPM Timberのセイク製材工場に行きました。実際の生産工程を見学してさまざまな疑問が沸き起こりましたが、疑問に対する答えは製材工場のスタッフが教えてくれました。
「お客様の会社を訪ねたりお客様の工場を訪ねることも本当に楽しいです。たとえば、家具工場を見学することで、実際の生産工程がわかります。UPMの木材から既製品が完成する過程を目の当たりにしたときは、とても誇らしく感じます」
営業経験を増やし、チームのメンバーと一緒に働くことも、この業界について学ぶ後押しになります。
「チームは非常に暖かくて居心地が良く、助けが必要なときにはいつでも同僚がサポートしてくれます。チームの調和がとれた職場環境なので、非常に働きやすいと感じています」
関心が高まる課題としての責任意識
Ciciは2022年4月に新しい職務に就きました。同月に上海では新型コロナウイルスの感染拡大により厳しいロックダウンが敷かれました。
「これは上海で働く企業にとって大きな試練となっています。しかし、UPMは上海の従業員に対してサポートを提供してくれています。これは会社の責任意識を示す具体例であり、私は会社に対して非常に感謝しています」
Ciciは、責任意識は中国で関心が高まっている課題でもあると力説します。これは今後、お客様にとっても企業にとっても決定的な要素になってくるとCiciは考えています。
「特に環境問題と、PEFC認証、そしてFSC認証は近年中国でますます重要になってきており、すでに多くのお客様からこれらの認証について質問が寄せられています。UPM Timberの持続可能性については、製材工場での化石燃料使用がゼロであるなど、具体的な行動をとっている事例を示すことができるので、お客様に話すには絶好のトピックです。お客様は今後このようなことをますます重要視していくことになると思います」